奇跡のすずめワイン
パッセリーナと言う品種のワインです。
マルケ州やアブルッツォ州などのイタリア南部で栽培されています。
イタリア語「Passero(すずめ)」の女性形で「小さなすずめ」という意味のブドウです。
すずめはラテン名「Passer montanus」。
すずめのように果実が小さく可愛らしいという説と、すずめが実を食べにくるからという説があります。
(もう一説は、すずめのようにどこにでもある珍しくないブドウ、というのも…)
栽培が面倒なので、引き抜かれてシャルドネなどに植え替えられて絶滅の危機に瀕していましたが、2000年代以降地ブドウ復興の流れで、近年作付が増えています。
単独セパージュは少ないのですが、意外と見た目よりしっかりしたふくよかな味わいの辛口が多いです。
すずめのように小さいながら勝気でパンチのある、というか。
十数年前、ワインの勉強を始めてすぐに知ったパッセリーナですが、殆ど世に出ておらず、他に小鳥の名前が付いたブドウは他に知りませんので、私にとっては、この品種は奇跡だと思っています。
テッラ・ダリージ パッセリーナ・テッレ・ディ・キエーティIGT
¥1771(税込)
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